【レシピ】トルタ・ヴェルデ（イタリアの野菜パイ）

2023-06-182023-12-13

我が家でよく食べる夏野菜といえば、トマトよりもズッキーニ。

グリルパンでしましま焼きにしただけでも美味しいのだけど、たまには違うレシピを・・・とググっていたら、トルタ・ヴェルデというリグーリア（イタリア）の野菜パイのレシピに出会いました。

イタリア語で「緑のケーキ/タルト」という意味で、フィリングに緑の野菜を使うのが特徴的な郷土料理なんだとか。英語圏のレシピをいくつか調べてみたら、チャードを使うのが主流みたいですが「緑」であれば何でもありっぽい？です。

今回はこちらのレシピを参考に、ほうれん草とズッキーニの組み合わせで、作り方を少しアレンジしてみました。今後、分量を若干変えるかもしれないのですが、自分の備忘録も兼ねてご紹介します。

材料

容量3カップ（750ml）のパイレックス耐熱容器1個分。

パイ生地：

• 小麦粉（All-Purpose）・・・100g
• 水・・・50ml
• オリーブオイル・・・大さじ1
• 塩・・・ふたつまみ
  
  

フィリング：

• ズッキーニ・・・小2本または中1本（240g）
• ほうれん草・・・120g
• 玉ねぎ・・・1/2個（135g）
• ガーリック・・・1片
• 米・・・40g
• パルメザンチーズ（すりおろし）・・・50g
• 卵・・・1個
• オリーブオイル・・・大さじ2
• 水・・・大さじ2
• 塩・・・適量（小さじ1/4～1/2）
• 黒胡椒・・・適量
• バジル・・・4枚（オプション）

補足

★ズッキーニは大きすぎるものよりも、実がしまっている小さめのものがおすすめです。

★ほうれん草の代わりにスイスチャードを使っても。お好みで増量可。ここではサラダ用のベビースピナッチを使用しました。

★チーズはすりおろしてください（こちらの記事で紹介したゼスターグレーターがおすすめ！）。また、チーズが味の要になりますので、できたら美味しいものを使ってください。

★米は長粒米よりも、短粒米（日本米）や中粒米（カリフォルニア米）を使ってください。

★今回は使いませんでしたが、参考にしたレシピではバジル入りでした。また、マジョラムを入れるバージョンもあったので、なにかしらハーブを入れるのも楽しいかも。

作り方

STEP 1

大きなボウルに小麦粉、塩、水、オリーブオイルを入れて、よくこねる。

こねた生地を丸めてラップをして30分以上休ませる。

STEP 2

鍋に水と少量の塩（分量外）を加え、ほうれん草を3分ほどゆでる。ザルに取り流水でさっと洗って、水気をしぼり、1cmほどの長さに切っておく。

STEP 3

ズッキーニ、玉ねぎを薄くスライスし、ガーリックはみじん切りにする。

STEP 4

フライパンを強めの中火にかけ、オリーブオイル大さじ2くらいを入れる。オイルが温まってきたらガーリックを入れる。ガーリックの香りが立ってきたら、玉ねぎを入れて炒める。

STEP 5

玉ねぎが透き通ってきたら、ズッキーニと塩を入れて、しんなりするまで炒める。

STEP 6

ほうれん草を入れて、炒め合わせる。

STEP 7

米を入れて軽く炒めてから、大さじ2の水を加えて水分がなくなるまで炒める。

炒め終わったら、お皿などに取り出し、粗熱を取る。

STEP 8

小さなボウルに卵を入れて溶かし、チーズ（とバジル）を入れて混ぜ合わせ、7に追加する。黒胡椒もここで投入して、混ぜ合わせる。

STEP 8

パイ生地を3：2に分割し、それぞれ薄く伸ばす（厚さはクレープくらいが目安）。

STEP 9

大きいほうのパイ生地を耐熱容器に敷く。

STEP 10

フィリングを入れる。

STEP 11

小さいほうのパイ生地を上にのせ、下のパイ生地と合わせてひだをつけて閉じる。

表面にナイフなどで空気穴をあけ、表面にオリーブオイル（分量外）を塗る。

STEP

350F（180℃）に予熱したオーブンで45分ほど焼く。焼き色がついたら出来上がり。

*****

少し冷ましてから切ったところ、断面図はこんな感じ。緑が詰まってる様が、まさに「緑のタルト」ですね！

野菜がメインならではの優しい味で、個人的にとても気に入りました。チーズを増量するともっと美味しくなりそうなので、次回はたっぷり入れてみることにします（後日レシピも更新しますね）。

初めてトルタ・ヴェルデを作った日は、夕食にラムとサラダと合わせていただきましたが、簡単なランチや軽食にしても良いですね。新鮮なズッキーニが手に入る夏の間にじゃんじゃん作ろうと思います。