アメリカのジップロック袋あれこれ

食材の保存やお肉のマリネから小物の整理収納まで、とにかく便利すぎて、もはや生活に欠かせないジップロック袋。
アメリカでは本家本元のジップロック社を始め、大手スーパーなども割安なプライベートブランド製品を販売しており、種類も豊富です。
我が家ももれなくジップロック袋を愛用しておりまして、6種類を常備していますよ。この記事では、そんなジップロック袋をご紹介してみたいと思います。
注:「ジップロック」は商品のブランド名ですが、すでに保存袋の総称として使われているため、以下、ジッパー付きのビニール保存袋=ジップロック袋と表記します。
アメリカで一般的な種類とサイズ
最近では電子レンジ加熱もOKな「蒸し調理」用のジップロック袋も発売されていますが、大きく分けると常温/冷蔵保存用と冷凍保存用の2つが一般的。
常温/冷蔵保存用
常温/冷蔵保存用は、食品やお菓子などの保存に使ったり、下ごしらえに便利。冷凍保存用に比べ、サイズも豊富です。
厚さは冷凍保存用に比べ薄め。ガロンサイズは割としっかりしていますが、サンドイッチサイズやスナックサイズは、さらに薄くてペラペラした感じ。また、電子レンジでは使えません。
冷凍保存用
冷凍保存用は、常温/冷蔵保存用と比べて厚みがあり、サイズはガロンとクオートの2種類がメジャー。パイントサイズもあるらしいのですが、私は売り場で見かけたことがありません。
中に入れた食品を新鮮に保て、乾燥も防げるのが売り。また、耐熱性にも優れ、電子レンジでの解凍や低温調理などにも使えます。
ただし、ジップロック袋の原料であるポリウレタンは、約90℃(195F)で柔らかくなり、100℃(212F)で溶け始めます。箱には「電子レンジ使用可」と記載がありますが、解凍する程度なら大丈夫ですが、加熱すると最悪溶けてしまうことも。特に油分を多く含むカレーなどの食品は温度が高くなりやすいので、解凍も避けたほうが無難です。
よく使われるサイズ
ジップロック袋が好まれるアメリカでは、サイズも豊富です。 よく使われるサイズは以下の4つ:
- ガロン:26.8×27.3cm
- クォート:17.7×19.6cm
- サンドイッチ:16.5×14.9cm
- スナック:16.5×8.25cm
この他にも、メーカーによっては2ガロンや2.5ガロンの特大サイズや、スクエア型のスナックバッグ(@Walmart)などもあります。
我が家で常備しているのは6種類

大は小を兼ねるとは言うけれど、少量のものを入れるのにガロンサイズを使うのは不経済・・・。そんな理由から、我が家では次の6種類を常備しています。
- 常温/冷蔵保存用ガロン
- 冷凍保存用ガロン
- サンドイッチ
- スナック
- 冷凍保存用クオート
- ツイストタイ(ジッパーなしのビニール袋)
ちょっと多いかな?とは思うのですが、サイズが揃っていると意外と便利なんですよね。
サンドイッチやスナックサイズは、オットがよく使うサイズ。ネジとか釘とか、細かいDIY用品をちょっと収納しておくのにもぴったりだそうです。
食パン保存に最適なツイストタイ

私がよく使うのは、なんといってもツイストタイ。
これはジッパーがついていない、いわゆる普通のビニール袋でして。サイズは25.4×35.5cmの長方形で、常温/冷蔵保存用のジップロック袋より薄め。密封性はありませんが、袋を綴じる用のビニタイが付いてきます。
サイズ的に手作りの食パンを入れるのに重宝しているほか、密封する必要のない食材を入れたり、唐揚げやオニオンリング(レシピ)の粉付け作業に利用しています。
なぜか大手メーカーからは発売されておらず、我が家で使っているのはWal-martのプライベートブランド製品(Great Value)。
値段は100枚入りで3.67ドル(2023年11月時点)。1枚あたり3.7セントなので、気軽に使い捨てできるのが嬉しい♪
ちなみに、1度使ったあとは、卵の殻とか野菜の皮とか、料理中に出る生ゴミ入れに再利用しています。
大手メーカー製品 vs プライベートブランド製品
コストを抑えたいなら、 大手スーパー( Kroger、Walmart、Targetなど)のプライベートブランド製品が断然お得です。
大手メーカー(ジップロック、グラッド、ヘフティ)の製品に比べて、若干質が劣るかな?と思うことはあるけれど、使い捨てする消耗品だし、私的にはジェネリックで十分!
特にこだわりもないので、食材の買い出しのついでにKroger製品を買うことが多いかな?大手メーカー製品を買うなら、セールやクーポン利用でお安くなるときが狙い目です。

うちは常備する種類も多いし、置き場所を考えて少量パックで購入していますが、さらに節約したいならSam’s Clubなどの会員制ウェアハウスでまとめて買ってもよいかも。
ユニークなジップロック袋
その他、使い捨てするのがもったいないくらい、お洒落なデザインのジップロック袋もあります。
デザイン入りジップロック袋

ホリデーシーズンには、ジップロック社からかわいい柄のものが発売されるし、グラッド社からはスターウォーズやアナと雪の女王などをモチーフにしたデザインのものが常時販売されています。
普段遣いするにはもったいないので、ちょっとした手作り品を渡す時や、小包を送る時のパッキング材として使っています。日本では珍しい柄をアメリカ土産にするのもアリかも。
ちなみに、ホリデー限定品は、毎年クリスマス後あたりにクリアランス価格になります。節約したい場合は、安くなった時に(翌年用に?)まとめ買いしてもよいですね。
色付きジップロック袋

Wal-martのプライベートブランド製品には、4色入りの色付きサンドイッチバッグもあります。
これもちょっとしたギフト用に使えますね。下手にアニメ柄よりもシンプルだし、色分けして収納したいときにも重宝します。
アクセサリー用のジップロック袋

キッチン用品というカテゴリーからは外れてしまうのですが、ジップロック社から新商品としてアクセサリー収納用のジップロックも登場!
この商品を見つけたWalmartの店舗には3種類しか置いてなかったけど、公式サイトを見ると他にもデザインがあるようです。旅行時に洗面用具を入れるのに良さそう~。
なお、これらはWalmart限定販売品で、シャンプーとかソープなどの日用品売り場で見つかります。お値段は大きいサイズ(5.125 x 8.125 x 4インチ)が5枚入りで5.98ドル、小さいサイズ(3.875 x 8.125インチ)が5枚入り4.98ドルでした。
追記:Amazonにもありました!
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以上、我が家で使っているものを含め、アメリカのジップロック袋をご紹介してみました。
記事にしてみて改めてその種類の多さに驚きつつ、アメリカではジップロック袋が豊富に揃っているから、サランラップは二の次になってるのだな・・・と妙に納得もしてしまいました(笑)。
長くなりましたが、何か参考になる情報があれば幸いです。
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