補充が簡単&たっぷり挽ける手動式ペッパーミル
日々の料理に多用する黒胡椒。挽きたてはやっぱり香りが良いことから、ペッパーミルを愛用しています。
とはいえ、これまで使っていたものが壊れてから、簡易ペッパーミルとビンテージ?の金属製ペッパーミルで誤魔化していたものの、どちらも粗さを調整できないタイプで使い勝手もいまいち・・・。
長らく新調したいなぁと思っていて物色していたところ、Dreamfarmのペッパーミルに出会いました。
使い始めてそろそろ1年といったところですが、これがなかなか優秀で重宝しています!
ペッパーミルに求める条件
これまで使ったことのあるペッパーミルは5種類ほど。新調するにあたって、それぞれの良さや不満点を元に、こんな条件で探してみました。
- あまり力を入れなくても挽ける
- 粗さの調節ができる
- ボディが透明
- 補充口が広め
- 芯棒なしの構造
- できれば片手でも挽けるもの
- コンパクトで大きすぎないサイズ
- 電動より手動
挽きやすいのはもちろんのこと、さまざまな料理に使うことを考えたら、粗さ調節機能は外せません。
中身の残量を確認しやすい透明ボディに加え、補充口が広めで芯棒がないタイプなら詰め替えも簡単。補充するときに感じるプチストレスが解消できるはず。
あとはサイズ感とデザイン(見た目)が気に入るかどうか。この辺は完全に好みの問題ですが、毎日使うものだから、やっぱり気に入るものがいいですよね。
ちなみに、最初から電動タイプを候補から外したのは、メリット以上にデメリットが上回るから。前に使ったことがある電動タイプは、サイズが大きくて場所を取る、意外と動作音が気になる、挽く量を調節できない、要電池=コストがかかるなどの理由ですぐに処分してしまいました。
選んだのはDreamfarm Ortwo Lite
こだわりすぎ?と思っていたけど、なんと事前に挙げていた条件すべてに当てはまる製品を見つけました!
それがDreamfarm(ドリームファーム)というオーストラリア発のブランドから出ているOrtwo Liteです。
以前、デザインが好きで使っていたChef’n ペッパーボール同様、ウサギ耳デザインであることに加え、さらに、
- 胡椒以外にも塩やスパイスを挽ける
- 交換用の容器がある(別売り/現在は販売中止)
という、嬉しい機能やオプションもあって、この製品を発見したときには小躍りしてしまったほどです(笑)。
実際に使ってみて良かった点
とはいえ、どんな道具も実際に使ってみないとわからないわけで。約1年使ってみて、良かった点をまとめてみました。
挽きやすい
Ortwo Liteは、持ち手(レバー)を握ったり、大きく開閉すると刃が回る構造になっています。
持ち手は長めで持ちやすくなっており、刃もスムーズに回るため、軽い力で挽くことができます。胡椒の粒がひっかかるようなこともありません。
両手挽きなら一度にたくさん挽ける
Ortwo Liteは、両手で持ち手を持って横に大きく広げることで、一度に挽く量を増やせます。
最大限に開くとその分たくさん挽けるのですが、やや開閉しずらいので、45度くらいの角度に開いて2~3回挽くのがおすすめ。
調理中に急いでいるときや胡椒がたくさん必要なときなど、両手挽きだとさっとたっぷり挽けて、思っていた以上に便利でした。
ちなみに、最大限に開いて挽くなら、5回で小さじ1/4分、挽けました(中挽き)。好みの粗さや開く角度でも挽ける量は変わってくるので、事前に調べておくと役立つかも。
スパイス容器が広口タイプ
特に気に入ったのは、スパイス容器が直径5.5cmの広口タイプだったこと。
簡易ペッパーミルの直径3.5cm(写真左)と比べるとかなり大きいです。粒胡椒を入れる際にぼろぼろとこぼすこともなくなり、補充作業がすばやく行えるようになりました!
補充がプチストレスだっただけに、個人的にこれだけでも買ってよかったと思っています。
自立するデザイン
Ortwo Liteは、持ち手の反対側に小さな足がついていて、自立するデザインになっています。
安定感があり、ちょっと手がぶつかったくらいでは倒れません。
また、持ち手を中途半端に開いた状態でも立てられるのも、なにかと忙しい料理中には何気に便利です。
胡椒以外にも使える
この記事では便宜上ペッパーミルと書いていますが、Ortwo Liteの正式名称は「スパイスグラインダー」。その名の通り、胡椒以外にも使えます。
刃に使われているアルミナセラミック(ファインセラミックスの1つ)は錆びに強い素材であるため、岩塩を挽いてもOK!錆びる心配もありません。
また、ダイヤモンドに次ぐ硬度を誇る素材でもあるため、ナツメグなどの硬いスパイスにも使えるという万能ぶり。
ごますり器も持っているため、まだ試したことはありませんが、胡麻をするのにも使えるようなので、大量に挽きたいときに便利なのでは?と思っています。
洗浄が可能
Ortwo Liteは、洗浄が可能で、食洗機にも対応しています。
胡椒専用で使うなら洗う機会はあまりないと思いますが、中身を入れ替えて使うなら、そのたびに洗えば別のスパイスが混じることも防げますね!
実際に使ってみて残念だった点
残念だった点もいくつかありました。
片手使用だと挽ける量が少ない
片手・両手のどちらでも挽ける!が売りの割には、片手で挽ける量が少ないです。
持ち手は(レバー)はスプリングで自動的に所定の位置に戻る仕様になっていますが、デフォルト(写真)の状態から挽くと刃があまり回らないんですよね。
ゆで卵にちょっとだけかける、なんて場合には良いのですが、片手挽きである程度の量が欲しいときは何度も握る必要があり、イラッとします(笑)。
片手で挽けることを重視する方には、正直おすすめしないです。
挽いたときの粗さに少しばらつきがある
Ortwo Liteは、6段階(1:細挽き~6:粗挽き)で粗さを調節することができますが、どの段階でも挽いたときの粒の大きさに少しばらつきが見られます。
調節するたびに刃を洗っているわけではないので、粗めの段階で挽いた胡椒が混入した可能性もありますが、特に細挽きにしたときに大きめの粒が目立つ印象です。
個人的にはあまり気にならないし、許容範囲かな?と思うのですが、均等に挽けないのは、仕上げの見た目にこだわる方にはデメリットになりうるかも。
蓋がないため胡椒がこぼれることがある
Ortwo Liteには、刃の部分を覆っておくためのフタがありません。
胡椒がこぼれないよう少し後ろに傾斜しているデザインになっているとはいえ、立て置きしたときに刃に残った粉がこぼれることがあります。
こぼれないよう刃を上向きにして平置きにするという手もありますが、これだと場所を取るのと、せっかくのウサギ耳デザインのメリットが半減してしまう気がします(立てておくのが、かわいいので)。
こぼれたとしても微量だし、私はキッチンで使うことが多いので気にしていませんが、卓上で使いたい方にはデメリットになりうるかも。
交換用スパイス容器が販売中止に
以前は別売りされていた交換用スパイス容器がプラスチック製・ガラス製ともに廃番(販売中止)になってしまいました。
Amazonのレビューを読んでいると、本体に装着したときにプラスチック製のスパイス容器が割れたという人も少数ながらいるようなので、何かあったときに代替品が手に入らないのは不親切。というか、ペッパーミルとして使い物にならなくなるので致命的なような・・・?
ただ、Amazon(USA)では、現在もガラス製のスパイス容器が出品されており、ひょっとしたら探せばまだ取扱店があるかもしれません。
ちなみに、私はたまたまHome Goodsというディスカウントストアで発見。タイミングよく買えてラッキーでした!
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Ortwo Lite ペッパーミルをご紹介しました。
片手では少量しか挽けないなどのデメリットはありつつも、両手挽きなら一度にたくさん挽けるのが楽しく、料理ごとに粗さも調節できて重宝しています。
その上、広口デザインの容器のおかげで中身を補充しやすくて、これまで面倒に感じていた補充作業がずいぶん楽に。ウサギ耳デザインもかわいくて、結果的に良い買い物になったとホクホクしています。
胡椒以外にも使えるから、いちいち洗う手間を省くためにも、いっそ岩塩/スパイス用にもう1個買うか?と思っていたりもしますよ。
これからホリデーシーズン(ブラックフライデー&クリスマス)でセールになる可能性も大。気になる方はチェックしてみてくださいね。
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