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【アメリカの食材】トマト缶の種類と選び方。おすすめはこのブランド

2020-02-26

スーパーの缶詰売り場に行くと、ずらりと並ぶトマト缶。

種類が多すぎて、どれがいいのか迷っていませんか?それなら、まずはざっくりと種類を理解して、使いたい料理に合わせて選びましょう。

この記事では、アメリカで一般的なトマト缶の種類と選び方、そして私のお気に入りメーカーをご紹介します。

トマト缶の種類

オーガニックかコンベンショナルの違いの他に、加工の違いによって以下の7種類に分けられます。

ホールトマト

皮なしのトマト丸ごとが入っています。料理によっては切る手間がかかりますが、トマト缶の中で一番クオリティーと汎用性が高いのがこれ。

ブランドによってはバジルが加えられていることも。加熱すると煮崩れしやすいのが特徴。

ダイストマト/ペティートダイストマト

カット済みのトマト。ペティートダイスはダイスよりも小さめのサイズ。

缶を開けてすぐに鍋やフライパンに投入できるので、下準備を省けます。また、煮崩れしにくいので、トマトの形や食感を活かしたい料理に向いています。

シチュードトマト

カットしたトマトを加熱調理して缶詰にしたもの。

すでに調理されているので、これを使うと煮込み時間を短縮できます。ブランドによって異なりますが、ハーブ、シーズニングや砂糖などが加えられています。

クラッシュドトマト

細かく潰されたトマトです。ソースほど液体状でなく、ダイスほど形は残っていません。

スープやパスタを始め、他の食材と混ぜて作るキャセロールにも。ダイスと合わせてラザニアにも使ったりします。

トマトソース

トマトをソース状にしたもの。水分量が多く、割にさらっとしています。

スープやジャンバラヤ、パスタのソースなどにぴったり。スパイスがすでに加えられている缶詰もありますが、パスタ用のトマトソースとは別物です。これだけでは美味しくないのでご注意を。

トマトピュレ

トマトをピュレしたもの。クラッシュドトマトよりなめらかでトマトの形が残っていません。ソースよりも濃度が高く、スープなどに最適。クラッシュドトマトの代用品にも。

トマトペースト

ピュレをさらに煮詰めたようなのがこれ。色が濃く、ねっとりした質感で、トマト缶の中では一番濃度が高いです。

スープや煮込み料理などに使える他、水を加えてソースにすることも可能。私はオリーブオイルやスパイスと合わせてピザのソースに活用することが多いです。

6オンスと小さめの缶詰で売られていますが、少量使いたい場合にはちょっと多いかな?余りは冷凍しておくか、最初からチューブ入りのを買ったほうが無難かも。

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それぞれ適している料理が違うので、ざっくり覚えておくと選ぶ時に役立ちます。アメリカのレシピであれば、どのタイプのトマト缶を使うか明記されているので、慣れない場合は事前に確認しておきましょう。

トマト缶を選ぶ際に気をつけたいポイント

種類やそれに適した用途を押さえたら、あとはブランド(メーカー)を選ぶだけ。私が買う時にチェックしているポイントのは次の5つ。

塩の有無

トマト缶には塩入りと塩なしがありますが、基本的に塩入りです。そのため、塩が入っていない場合はパッケージに目立つように表記されていることが多いです。

どうせ自分でも塩を入れるし、私はそれほど気にしていませんが、自分で塩加減を調節したい場合や使う塩にこだわりたい場合は塩なしを選んだほうがいいかもしれません。

また、シチュードトマトやシーズニング入りのものは、塩分が高めになっていますので要確認です。

シーズニングの有無

私が塩よりも気にしているのがシーズニングの有無です。

ハーブやスパイスで味付けされていたり、他の野菜が加えられていたりすると、料理の味付けに影響するので、できるだけシーズニングなしを選んでいます。

逆に、用途が決まっていれば、シーズニング入りのものが重宝するかも。

添加物・保存料の有無

添加物・保存料が入っているものは、できるだけ避けたいもの。

ただし、塩化カルシウム(Calcium Chloride)とクエン酸(Citric Acid)の2つは、オーガニック製品といえども一般的によく使われています。

塩化カルシウムはトマト加工時に形が崩れないようにするため、クエン酸はトマトの色を保つためのもの。

クエン酸はともかくとして塩化カルシウムを避けたいなら、トマトの形を維持する必要がない、つまり塩化カルシウムを使う必要のない加工タイプの缶詰がおすすめ。具体的には、ソース、ピュレ、ペースト、クラッシュドトマトが塩化カルシウム不使用です。

また、小さくカットしてあるものよりもホールトマトのほうが表面積が小さいため、少量の塩化カルシウムで形が保てるそう。煮崩れしても良い料理なら、ホールを選んだほうが塩化カルシウムの摂取量は少なくできると思います。

なお、選択肢の数は少ないし値段も高くなりますが、塩化カルシウムとクエン酸が無添加な缶詰もありますよ(なぜかほぼイタリア製品)。この手の缶詰を探すなら、他店に比べて取り扱い数が多いWhole Foodsがおすすめです。

BPAフリーかどうか

缶の表と裏に”BPA不使用”の記載あり。

どの缶詰も、内側はプラスチックのコーティング加工されていますが、その原料にはBPA(ビスフェノールA)が含まれていることも。トマトは酸が強いため、このコーティングからBPAが溶け出る恐れがあります。

FDA(米国薬品食品局)によると、溶け出るBPAの量はごくわずかで摂取しても問題ないそうですが、できたらBPAが使用されていないものを選びたいところ。

でも、ここ数年、BPAの有害性が謳われるようになったおかげで、BPAフリー の缶詰がスタンダードになってきているように思います。BPAフリーであれば、缶にも記載されているので、買う前にチェックを!

値段

節約を意識する主婦にとっては重要なポイントですね(笑)。

安さで選ぶならプライベートブランド商品一択。ただ、試してみたことはありますが、完熟していないトマトが使われているのか、白いヘタの部分が入っていたり、味が薄いように感じられたので、その後は避けています。

同じプライベートブランドでも、オーガニック製品はまだ良いかな?お値段もメーカー品に比べ、やや割安です。

私のお気に入りはRed Gold社のトマト缶

私がよく買うのは、Red Gold社のトマト缶です。

Red Gold社のトマト缶は、インディアナ州、ミシガン州、オハイオ州で生産されたトマトを、インディアナ州の工場で加工した完全アメリカ製。

使われているトマトはすべて非遺伝子組み換えで、こっそり?中国産のトマトを原料に使っていることもなく安心です(原料のトマトが中国産でも、加工した国が製造国として記載されるため、ラベルを見ただけでは中国産とはまず見抜けません)。

もちろんMSG(味の素)も入っておらず、内側のコーティングもBPAフリー。

味に関しては、食べ比べしたわけではないので、これがベスト!とは断言できないのですが、トマト缶を使うインドカレーや煮込み料理なんかはスパイスで味付けするし、いまのところ特に不満はないです。

ちなみに、アメリカには食品や関連製品のテストをしているAmerican Culinary ChefsBestという独立機関があり、Red Gold製品は、この機関による2019年の”Chefs Best Excellence Award”を受賞しています。

値段に関しては、お店によって差はありますが、定価で$1.50前後。セールで$1以下になることもあります。

個人的には、家族経営企業というのも応援したくなる理由の1つだったりもします。すっかりRed Gold押しの記事になってしまいましたが、一意見としてご参考までに。

追記:Amazon Freshのトマト缶もお気に入り

インフレと2022年のカリフォルニア干ばつによる不作により、お気に入りのRed Goldのトマト缶がすっかり値上がりしてしまいました。

というわけで、最近はAmazonの定期おトク便を利用するようになったのも手伝って、Amazonブランド・Amazon Freshのトマト缶もちょこちょこと買うようになりました。これもアメリカ産(カリフォルニア産)トマトが使われています。

いろんな種類がありますが、中でも気に入っているのがFire Roasted。表面を焦がしたトマトが入っていて、これを使うとスモーキーさを出せるので、サウスウエスタン風のビーンズスープなどによく活用しています。

値段は1ドル前後で、定期おトク便だと最大5%オフに。定期おトク便の注文数を5種類以上にするための「抱き合わせ商品」にもぴったりですよ。気になる方はチェックしてみてくださいね!


【PR】Amazon Fresh – Fire Roasted Diced Tomatoes, 14.5 oz

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アメリカで一般的なトマト缶の種類と選び方、私のお気に入りメーカーをご紹介しました。

いろんな種類があって迷ってしまいますが、それぞれの特徴を覚えておけば選びやすくなると思います。私が個人的に気に入っているメーカーのトマト缶も、よかったら参考にしてみてくださいね。