【実験】スロークッカーで飴色玉ねぎは作れるのか?

無性にオニオンスープが食べたくなったのだけど、飴色玉ねぎを作るのが面倒くさい。
大量に楽をしながら作れないものかと、調べていくうちに、スロークッカーを使って作る方法があると知りました。
時間はかかるけれど、簡単そう!ということで、allrecipesのレシピを参考に挑戦してみることに。
使用するスロークッカー&温度について
必要となる道具は、スロークッカーもしくはスロークッカー機能が付いたマルチ調理器です。
従来のスロークッカーであれば、LOWとHIGHの2設定がありますが、調理温度が約190~200Fに保たれるLOWに設定をして調理します。
マルチ調理器を使う場合、念のため、従来のスロックッカーのLOW設定と同じくらいの温度になることを確認してみてください。
設定が1つしかない場合は、多分、190~200Fあたりで設定されていると思います。
ちなみに、私が持っているパワークイックポットというマルチ調理器では、スロークッカーモードは1設定のみで195F。ただし、取り扱い説明書によると実際には195~212Fまでと幅があるようです。
インスタントポットの場合は、LESSが約180~190F、NORMALが190~200F、MOREが200~210Fのようなので、NORMALが従来のスロークッカーのLOW設定と同じになると思います。
材料

- 玉ねぎ…3ポンド
- バター…大さじ3くらい
補足
★玉ねぎは3ポンド入りのイエローオニオンを使用しました。ちなみに端と皮を剥いた状態で、約1300gくらいでした。
★レシピによっては塩・胡椒を入れるものがありましたが、料理によって調節したいので、今回は省きました。
実験(作り方)
今回、次の手順で挑戦してみました。
STEP 1

玉ねぎの頭部分と根本を切り落とし、縦方向に半分に切ってから、繊維に対して垂直に薄切りにする(玉ねぎの繊維は頭部分から根本に向かって入っています)。
STEP 2

スロークッカーまたはマルチ調理に薄切りにした玉ねぎを入れ、その上から溶かしたバターをかけて、軽く混ぜ合わせる。
STEP 3
スロークッカーまたはマルチ調理器のスロークッカーモードで10時間でセットして、あとは放置!
途中で何回かかき混ぜます。が、玉ねぎから大量の水分が出るし、スロークッカーは基本、焦げる温度にならないので、それほど心配する必要はなし。
蓋をしていると水分がなかなか蒸発しないようだったので、途中から蒸気が逃げるよう、蓋をずらして続行。
STEP 3

10時間経過した時点で、夜になったので、一旦中断。
夏場でせっかくの玉ねぎが痛んでしまうのが心配だったので、別の容器に入れて、ある程度冷ましてから冷蔵庫へ。
写真は翌朝に撮ったもの。わかりづらいのですが、水分もたっぷりあります。
STEP 4

再度、スロークッカーモードで4時間設定。
合計で12時間調理しましたが、まだこんなに水分が・・・。
STEP 5

気長にスロークッカーで調理してみてもよかったのですが、短気な私はここで玉ねぎの水分をあらかた取り除き、ソテーモードにして水分を飛ばす作戦に。
私が使っているマルチ調理器の場合、ソテーモードだと最大360F(182℃)になり、気をつけないと焦げてしまうため、常にヘラでかき混ぜます。
そして、15分ほど炒め、水分がほどよく飛んだところで「終了」としました。
実験結果&感想

写真は、マルチ調理器のスロークッカーモードで合計12時間調理後、水分を取り除いてソテーモードで15分間かき混ぜて出来上がったもの。
12時間経過したところでひよってしまった(笑)ので、正確な実験ではなかったのですが、スロークッカーだけで飴色玉ねぎは作れます。
以下、今回の実験をやってみた感想です。
良かった点
★大量の玉ねぎを一度にスライスするのは大変だけど、スロークッカーに入れて放置するだけなのは楽。
★水分はたくさん出たが、焦げなかったし、ある程度、茶色くはなった。
★最終的に手動で炒めることになったけど、かなりカサが減っていたので作業はそれほど大変ではなかった。
悪かった点
★スロークッカーをずっと稼働させていると、キッチンの室温が上がって暑くなる。冬場はいいけど、夏場はクーラー必須(エコじゃないなぁ・・・)。
★完全にスロークッカーだけで仕上げるなら12時間以上かかるはずなので、時間がかかる。
★翌日に持ち越すため冷蔵庫で保存したが、粗熱が取れるのにも時間がかかった。
★最後にソテーモードで無理やり水分を飛ばしましたが、マルチ調理器でやるよりも、大きいフライパンに移してコンロで炒めたほうが速く仕上げられたかも。温度調節もできるので、焦らずにじっくり作業が出来た気もします。
反省点&改善案
蓋をきっちりして調理すると蒸気を逃せないため、時間がかかってしまうんだと思いました。
なので、最初から蓋をずらして調理するか、蓋をせずに加熱してもよいかもしれません。ただ、スロークッカーの置き場所がカウンターの上(吊るし棚の下)だと、蒸気が気になるので別の場所に移す必要が出てきそうです。
とりあえず、そこそこの飴色玉ねぎ(と玉ねぎの出汁)が出来ることがわかったので、実験は成功!ということにしておきましょう(笑)。
冬になったら、スロークッカーだけで仕上げてみたいと思います!
飴色玉ねぎの使い道
出来上がった飴色玉ねぎは冷蔵庫保存だとそんなに持たない(おそらく3日くらい?)ので、小分けにして冷凍しておきました。
今後、スープやカレーなどに活用していきたいと思います。
フレンチオニオンスープのざっくりレシピ

なお、途中で取り出した玉ねぎの出汁は、飴色玉ねぎとともに、フレンチオニオンスープに活用しました。玉ねぎの甘みがすごくて、かなり美味しいスープになったのは言うまでもありません♪
下記はざっくりレシピになりますが、ご参考までに(いずれ、ちゃんと計量してレシピもアップしたいと思います)。
STEP 1
出汁と、その1.5倍くらいの水を鍋に入れて煮立てたあと、ビーフブロスの素(私はこちらの記事で紹介したものを使用)を少々と、塩、胡椒で味付けしてスープを作る。
STEP 2
耐熱容器に飴色玉ねぎを大さじ3~4くらい入れ、①のスープを注ぐ。
STEP 3
トーストしたバゲット/食パンの片面(上になる面)にバターを塗り、②の上に浮かべる。
STEP 4
バゲット/食パンの上にモッツアレラチーズまたは好みのチーズをのせる。
STEP 5
予熱したオーブントースターで焼き、チーズが溶けたらできあがり。
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