アメリカ南部料理でおなじみのグリーンの煮物(ざっくりレシピ)
旅行でニューオリンズに行った時に、初めて食べて美味しい!と思ったのが、グリーンの煮物。
アメリカ南部料理の定番サイドディッシュの1つで、派手さはありませんが、なんだかしみじみと美味しいのですよね。
アメリカ南部の家庭料理でもあるので、いろんな作り方がありますが、この記事では我が家のざっくりレシピをご紹介したいと思います。
グリーンの煮物の材料
煮物に使う材料はざっくりですが、以下の通り:
- グリーン…1束(写真はターニップグリーン)
- 燻製ハムホック…2個
- 水…適量
- 塩…適量
- 酢…小さじ1程度
煮物に使うグリーンの種類
葉物はなんだって「グリーン」と呼ばれますが、南部で煮物に使われるグリーンで代表的なのはカラードグリーン(コラードグリーン)。葉っぱが大きくてゴワゴワしているのが特徴です。
その他、ターニップグリーンやマスタードグリーンも使われます。この2つはコラードグリーンほど大きくなく、葉っぱも比較的柔らかめ。調理時間が短くて済むので、自宅で作るときは、このどちらかを使うことが多いです。
ちょっと邪道かもしれませんが、ケールで作ると癖のない感じに仕上がり、これもまた美味しいです。
なんなら2~3種類を合わせて使ってもいいのですが、1束がわりと大量なのでご自分の消費量と照らし合わせて作ったほうがよいかも。
なお、上記のグリーンは、スーパーで通年手に入れることができ、1束1ドル前後。大きめにカットしたものを袋詰めにした商品もあります。
出汁を取るための加工肉
グリーンの煮物は、ハムホック(豚の足)を燻製したもので出汁を取るのが伝統的。
ただ、私が住むカンザスではウォルマートで燻製ハムホックの取り扱いがありますが、地域によっては手に入れにくい食材かもしれません。
なければないで、ソルトポーク(塩漬けにした豚バラ)やベーコンなどで代用も可能です。使う肉類の量が少ない場合は、チキンブロスなどを足したほうが美味しく仕上がると思います。
ちなみに、うちはオットの趣味がBBQなので、アジア系スーパーで買ったハムホックをまとめて燻製してから冷凍保存したものを使っていますが、グリーンの煮物を作るためにここまでする必要は全くないです(笑)。
作り方(ざっくりレシピ)
STEP 1
大きな鍋に燻製ハムホックを入れ、かぶるくらいの水を入れて蓋をして火にかけます。沸騰したら強めの弱火にして30分ほど煮ます。
STEP 2
グリーンを洗って、ざっくり切る。
ターニップグリーンやマスタードグリーンを使う場合は茎もざく切りに(根本の太いものは除く)。コラードグリーンは茎が太くて硬いので、細かく切るか、取り除いてください。
STEP 3
①の鍋にグリーンを入れる。茎の部分が下にくるよう先に入れます。
STEP 4
蓋をして一旦沸騰させたら弱火にし、好みの柔らかさになるまで煮る。
今回はターニップグリーンを使ったので30分くらい煮ています。コラードグリーンの場合は1.5~2時間ほど。くたくたに煮てもよし、歯ごたえを残してもよし。お好みでどうぞ。
STEP 5
味を見て、塩と少量の酢を入れて味を整えたらできあがり。燻製ハムホックは骨を外して小さく切っておくと食べやすいです。
今回は燻製ハムホックからしっかり出汁を取るために水分多めな仕上がりに。ソルトポークやベーコンで代用するなら、そこまでたくさん水を入れなくてもOKですが、煮汁も美味しいですよ♪
基本的に煮込むだけで簡単だし、滋養もたっぷり。野菜不足が気になるときにもおすすめです。BBQやフライドチキンなど、南部料理のサイドディッシュによかったらお試しください!
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