【アメリカ】メイソンジャーでお手軽・もやし栽培

もやしといえば激安の野菜というイメージがありますが、それは日本での話。アメリカでは、なかなか良いお値段がついています。

以前よりは扱うお店も増えたとはいえ、売っている場所が限られているので、わざわざ遠くのお店に行くのも地味に面倒。

とはいえ、以前に自分で育ててたときは大量にできちゃって消費にこまったしなぁ~。なんて思っていたら、メイソンジャーでお手軽に栽培する方法を発見。

実際試してみたら、超お手軽で目からウロコ。収穫できる量も我が家(2人家族)にはちょうど良くて、週1で仕込むようになりました。

用意するもの

緑豆

一般的に、もやしには緑豆(Mung Beans)が使われます。

スプラウト専用の緑豆もありますが、食用のほうが値段は安め。私はオーガニック系スーパーの量り売りで買ったオーガニックの食用緑豆を使用していますが、オーガニックにこだわりがなければ、アジア系スーパーだと、わりとリーズナブルな値段で手に入ると思います。

32オンスのメイソンジャーで栽培する場合、1回に使う量は20~25gくらい。大袋で買うと全然減らない(笑)ので、ストックを持ちたくない方は、量り売りで買えるのであれば、そちらがおすすめかもしれません。

なお、園芸用の緑豆は殺菌剤が使われていることがあるので、もやし栽培には使わないでくださいね。園芸店でスプラウト用に販売されているものは、パッケージに未処理(Untreated)と書かれていると思うので確認してみてください。

道具

  • メイソンジャー(ワイドマウス、32オンス)
  • スプラウト作り用の蓋 もしくは ガーゼ/メッシュ+輪ゴム
  • 遮光するための紙袋


蓋は水切りできる仕様のものを使います。

ガーゼ/メッシュと輪ゴムで代用することもできますが、ガーゼを洗ったり干したりの手間を省きたかったので、私は▼メイソンジャーで使えるスプラウト作り用の蓋(Bean Screen)を使っています。

洗うのも簡単だし、瓶を逆さまにしておけるように脚がついていて、しっかり水切りできるのが便利です。

ちなみに、これは発酵食品作り用の道具と同じMasontops社のもので、Amazonで購入しました(日本のAmazonにもあったけど、なかなか強気なお値段になってますね)。


育て方

STEP 1

清潔なメイソンジャーに緑豆20~25gとたっぷりの水(最低でも緑豆の5倍の量)を注ぐ。

* 緑豆の量は、使う瓶の大きさに応じて増減してください。あまり欲張って入れすぎると、育ったもやしで瓶がぱんぱんになるのでご注意を(笑)。

STEP 2

半日ほど放置して吸水させたら、(雑菌の混入を防ぐため)蓋を取らずに水を捨てます。

専用の蓋を使う場合は瓶をひっくり返し、受け皿に置きます。ガーゼ&輪ゴム使用の場合は、ひっくり返さずに瓶の口を上にして置いてください。

STEP 3

水を切ったら紙袋をかぶせて、キッチンカウンターなどの角など、直射日光が当たらない場所に置きます。

遮光できればなんでも良いので、紙袋がなければアルミホイルで瓶を包んだり、ダンボール箱で覆っても良いと思います。なんなら、▼遮光タイプ(アンバーガラス)のメイソンジャーを使ってもいいかも。

STEP 4

Step 2 と Step 3を、1週間ほど繰り返します。

水ですすぐ頻度は、最初の数日は1日3回、ある程度育ってきたら1日2回くらい。室温にも寄りますが、2日目から発芽します。

▼3日目:



▼5日目:



▼7日目。

長さが5~6cmくらいになったら収穫時です。

STEP 5

大きなボウルにもやしを出し、殻(緑色の皮)を取る。水を入れて軽くゆすぐと、簡単に落とせます。

STEP 6

すぐに使わない場合は、水をしっかり切り、保存容器に入れて冷蔵庫で保存してください。

私は収穫した時点で、まとめてヒゲを取っておきます。ただ、ヒゲも食べられるので、お好みでどうぞ!

メイソンジャー栽培はこんな人におすすめ!

私がメイソンジャー栽培を気に入っているのは、ずばり省スペースで、少量だけ作れるところにあります。

昔、ざるを使って大量に作っていたこともあったんですが、場所を取るのと、オットと2人では消費できないくらいのもやしが収穫できてしまい。雑菌管理や水切りがうまくできなくて傷んでしまうことがあったりと、いつの間にか作らなくなってしまいました。

それに比べて、メイソンジャー栽培ならキッチンカウンターの隅っこでOK。25gの緑豆を育てた場合、175gのもやし(ヒゲを取ると150g)が収穫できますが、これは、我が家(2人家族)が1週間(2~3回分の料理)に無理なく消費するのにぴったりな量。消費できなくて困ることもありません。

ただ、デメリットもあります。水ですすぐ際に瓶の中でどうしても緑豆が動いてしまうので、1/3は確実に曲がってしまうし、ヒゲ(根)も長くなります。なので、なんらかの理由で長くて見栄えのするもやしだけを求めているなら、ざるを使うか▼こういうトレイ状の道具を使ったほうが良いと思います。

まとめると、メイソンジャーでのもやし栽培は、

  • 省スペースで栽培したい人
  • 少量だけを栽培したい人
  • 少量ずつ収穫時期をずらして栽培たい人
  • 多少もやしが曲がっても気にならない人

におすすめです。

毎日水ですすぐ作業をする必要はありますが、育つ様子を観察するのも夏休みの自由実験みたいで楽しいです。意外と簡単に栽培できるので、よかったらぜひ挑戦してみてくださいね~。