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コリアンダー/パクチーを2週間長持ちさせる方法

2020-08-24

アジア料理につきもののコリアンダー(パクチー)は、メキシコ料理によく使われることから、ここアメリカでも手に入れやすいハーブの1つです。

本格的な味を演出でき、常備しておくと何かと重宝するのだけれど、冷蔵庫にいれておくだけでは少々痛みやすいのが難。

でも、保存方法を少し工夫するだけで、本当に長持ちさせることができるようになります。


2週間以上、長持ちさせるには?

やり方は非常に簡単。

まず、グラスに底から3~4cmくらいの高さまで水を入れ、コリアンダーを洗わずにそのまま挿します。もし葉が濡れている状態なら、キッチンペーパーなどで水分を拭き取ってください。

ビニール袋などをかぶせたら、あとは冷蔵庫で普通に保存するだけ。

私は量り売り用の野菜を入れる薄手のビニール袋を利用していますが、なければジップロック袋でもいけます。ふんわりかぶせたら、裾は軽く絞る感じで、グラスの口に引っ掛けておくと冷蔵庫の中で邪魔になりません。ジップロック袋の場合は両サイドのジップを軽く閉めるイメージで。

水の交換も使うときに気がついたら、とか、1週間に1回くらいでも大丈夫。

なお、コリアンダーの保存方法には、濡らしたキッチンペーパーで根本を巻いておき、ビニール袋に入れて保存する方法もあります。ただ、アメリカで買えるコリアンダーは根が切り落とされているせいか、うまく水を吸ってくれず、あまり日持ちしませんでした。アメリカ在住の方には、グラスの水に挿す方法をおすすめします。

注意点

保存自体はとても簡単ですが、いくつか注意する点があります。これらを守ることで、さらに長持ちさせることができると思います。

できれば茎が長いものを買う

茎が長いほうが葉が邪魔にならず、グラスに挿しやすいです。

また、切り口が雑な場合や黒ずんでいる場合は、先端を少し切り落とすと良いのですが、切り落としても茎が短くなりすぎることがありません。

葉が濡れていたら、保存前にしっかり拭く

スーパーの野菜売り場では、鮮度を保つため、頻繁に水がスプレーされています。もし買ったときに葉が濡れている状態なら、保存する前にしっかり水を拭き取りましょう。

なお、冒頭写真の個別パッケージされたコリアンダーはAldiで見つけたもの。茎こそ短かくカットされていたものの、葉が全く濡れていなかったのが嬉しかったです。

下のほうの葉を取り除いておく

アメリカあるあるで、適当に束ねて下を切り揃えられていたり、葉が混じっていることが多々あります。

もし水に浸かる位置に葉があるようであれば、取り除いておきましょう。数日なら問題ありませんが、葉が長く水に漬かっていると、葉が黒くなり、最終的にどろどろに溶けます(経験あり(笑))。

ビニール袋の中で発生する水滴に気をつける

葉が濡れてしまうと痛みやすくなってしまうので、ビニール袋や葉に水滴がついていたら、早めに拭き取っておきましょう。

うまくいけば3週間も長持ち

コリアンダーは1束1ドル以下とリーズナブルではありますが、痛みやすく、1度に少量しか使わないことが多いからこそ、長持ちさせてちょこちょこ使いたいもの。

タイトルには2週間と書きましたが、この保存方法なら3週間近く持たせることができます。節約につながるのはもちろん、食材の買い出しが3週間に1回の現在も、薬味や彩りに困ることがなく助かっています。ぜひお試しください♪

豆知識

日本ではタイ語由来の「パクチー」が一般的ですが、アメリカでは全く通じません。私は英語で「コリアンダー/coriander」と呼んでいますが、どちらかというとスペイン語の「シナントロ/cilantro」のほうが通じます。スーパーでも「シナントロ」が優勢ですので、覚えておくと買い物時に役に立つかも。